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<色覚障害>業界団体が初の色見本 色遣いもバリアフリーに
4月30日22時20分配信 毎日新聞
色覚障害や白内障などの人が見分けやすい色見本(20色)を東京大、
日本塗料工業会などが作成した。色覚障害の人が見分けにくい色は分かっていたが、
色覚の多様性に配慮した実用的な配色セットはなかったという。
色覚障害は色の感じ方にかかわる遺伝子の変異によって起こる。赤と緑、青と紫など
特定の色が見分けにくく、日本人男性の20人に1人いると推定される。白内障では
紫から青が暗く見え、明るい黄色と白も識別しづらいという。一方、カラーの
路線図など公共施設の案内表示や電化製品の操作画面などのカラー化が急速に普及、
色の見分けにくさが問題になっている。
東京大の伊藤啓准教授(分子神経生物学)らは、色覚障害者ら延べ約40人に、
一般人が認識する約30の色の群の中から見分けにくい色を選んでもらい除外し、
残った色の中から区別しやすい20色を決めた。赤はややオレンジに近く、黄色は
白と区別しやすいようにやや濃くなっている。紫は赤みが強い。
日本塗料工業会は11年版の色見本帳に、これらの配色セットを収録。印刷や
デザイン業界で使われる色見本帳をつくる会社も収録を検討中だ。
伊藤准教授は「この中から選べば、案内表示などがより多くの人に
見やすくなるのではないか」と話している。【下桐実雅子】